出典:blogs.c.yimg.jp
昔からCMで
「エ~シ~、公共広告機構です」
って流れていましたが、特に気にしていませんでした。
5年前の東日本大震災でCMのほとんどがこの「公共広告機構」になっていました。
「きっとこの機関は何かを宣伝するような機関ではなくて、スポンサーがいないときに流れるCMなのかな」
って解釈を当時はしていました。
でも中には「企業の自粛で余ったCM枠を買いあさっている」と間違った解釈をしていた人もいたみたいです。
そもそもどんな団体なんでしょうか。
公共社団法人 ACジャパン
これが正式名称のようです。
「公共広告機構」だと思っていましたが、2009年7月に名称が変更されたそうです。
「民間の力で、少しでも世の中のお役にたつ活動をしたい」と1971年に産声を上げたACジャパン。
設立当初は114の会員社でスタートしたものが、現在では1000社を超える規模にまで成長しています。
2009年には、社団法人公共広告機構から社団法人ACジャパンへと名称も変更し、2011年には活動の公益性も認められ、公益社団法人ACジャパンとしてさらなる活動を続けています。
ACジャパンでは、創設から今日までさまざまなキャンペーンを展開しています。「公共マナー」「環境問題」「親子のコミュニケーション」といった時代を超えた普遍的なテーマ、「子どもの自殺防止」「いじめ」など時代の世相を反映したテーマ、公共福祉活動に取り組んでいる団体を支援するキャンペーン、阪神淡路大震災・東日本大震災など大災害が発生した時の臨時キャンペーン、米国・韓国との共同キャンペーンのように国境を越えたテーマなど、社会がその時もっとも必要としているメッセージを発信し続けてきました。
ACジャパンの活動は、民間の企業と団体等が協力して運営しており、社会にとって有益なメッセージを広告という形で発信しているCSR(Corporate Social Responsibility)活動です。
世の中を少しでも良くしたい。ただそれだけのために、私たちは今後も活動を続けていきます。
というメッセージを出しています。
災害時によくACジャパンのCMが流れているのは、同団体の会員である放送各局の判断で必要と思われた場合に放送されるそうです。
入会のご案内を見てみると・・・。
会員のパターンが3つありました。
正会員
会員資格 企業・団体などの法人
会費 年会費1口120,000円(何口のお申込みでも可)
会員特典 社員総会に出席して議決権が行使できる。
ACジャパンのホームページに会員社名が掲載される。
会報誌が年4回届けられる。
賛助会員
会員資格 正会員の事業所
会費 年会費1口60,000円(何口のお申込みでも可)
会員特典 委員会活動などに参加できる。
会報誌が年4回届けられる。
*賛助会員は正会員ではないので、社員総会への参加資格(議決権)は
なし。総会後の懇親パーティーには参加できる。
個人会員
会員資格 一般個人の方(15歳以下は保護者の承認が必要)
会費 年会費6,000円
会員特典 ACジャパンのホームページ会員名が掲載される。(匿名可)
年会費更新時、オリジナルグッズがもらえる。
ACジャパンの広告に関するwebアンケート調査への参加。
*個人会員は正会員ではないので、社員総会への参加資格(議決権)
はなし。
会員一覧には正会員リストと個人会員リストがあります。
正会員リストには誰もが聞いたことのある企業が沢山載っていました。
個人会員リストには今日現在は60名の方のお名前が載っていて、その他匿名希望者になっていました。
その匿名の会員て何人ぐらいいるのか気になる…。
最後に
そもそも災害時にもしスポンサーがいなかったら、CMって流さないといけないんですかねぇ?
TV局にも一休みの時間が必要なのかしら。
熊本の地震が早く落ち着きますように。