暑くなってきて、これから水遊びが増える季節です。
こんな記事を見ました。
遊んでいて池に落ちた男の子を助けようとして、近所のご夫婦が池に入って溺れて亡くなってしまったそうです。
男の子は別の人に助けられて無事でした。
心の優しいご夫婦だったんでしょうね。
男の子にはお二人の分まで頑張って生きてほしいです。
もし自分の家族や誰かが溺れていた時に、どんな行動をした方がいいのでしょうか。
溺れた人を見つけたら
1・助ける側が落ち着く
自分がパニックになっていては適切な救助が行えません。
まず冷静になることが大切です。
2・溺れている人に声をかける
溺れていることに気が付いているという事を知らせて落ち着かせます。
・・・とは言ってもそんな状況では溺れている側はそれどころではないと思いますが。
でも助けてもらえるかもと思うだけでも違うと思います。
3・いきなり助けに飛び込まない
テレビのように格好良く助けに飛び込みたいところですが、それが一番危ないです。
泳ぎに自信があっても、溺れている人は暴れてしがみついてきたり覆いかぶさってくるので大変危険です。
助けている人も溺れてしまって「二重遭難」になってしまいます。
4・周囲の人に協力を求める
溺れている人から目を離さないように、周囲の人に大声で助けを呼びます。
「溺れている人がいる!」
って言うだけでなく、
「溺れている人がいる!救急に連絡して!」
と大声で叫んだ方がいいです。
大事なのは溺れている人がいるという事よりも、救助を要請してほしい事です。
それで空いてる人に119に連絡してもらいます。
(海の事故の場合118でも可)
5・救命道具を見つける
- ロープ
- ペットボトル
- クーラーボックス
- ふくらましたビニール袋
- ビーチボール
- ベルト
- 洋服をつなげてロープのかわりにする
ペットボトルは少し水を入れた方が遠くに投げやすいです。
飛び込まない勇気
陸の上から救助出来れば、それが一番いい方法です。
焦って飛び込むと「二重遭難」になってしまう可能性が大きいからです。
単独で飛び込むのは「海猿」でも難しいです。
もし万が一飛び込まないといけない状況になった時は
・洋服や靴は脱ぐ
・周囲の人と連携をとる
・必ず救命用具を持つ
・溺れている人の背後から救助する
いう事が大事です。
飛び込んで助けてあげようとする気持ちはとても勇敢です。
でも最初に紹介した記事のように、助けに入った人が亡くなってしまうケースが大変多いです。
もし勢いで助けに飛び込んでしまって、自分の命を失ってしまうことになったら・・・。
残された家族がとても悲しみます。
落ち着いて見渡してみると救助に使えそうな道具があったり、周りの人たちと協力していい方法が見つかったりします。
飛び込まずに救出できる方法を探したいです。
自分だったら・・・。
もし娘が溺れてしまったら、多分冷静にはいられないと思います。
私は泳ぐのが得意です。
だから躊躇なく飛び込んでしまう気がします。
でも今回調べてみて、泳ぎが得意だからと飛び込んでしまうのが一番危ないと感じました。
きっと泳げなければ、自分が水に入っても何もできないとわかっているので大声で誰かを呼んで助けを求めると思います。
泳げてしまう自分がいるので、すぐに飛び込んで助けられると思ってしまいます・・・。
もし万が一そのような状況になった時には、まず周りの協力を得たいと思いました。