平凡な主婦が色々試してみるブログ

特に取り柄もない主婦です。子育てに向かない私のブログです。日々の事をかいたり、紹介したり、アフィリエイトにも挑戦してみたいと思います…出来るかな…

自分の子を冷凍保存するなんて発想がない。

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少し前に話題になってたんですかねぇ。

 

いつもワンテンポ遅れていてスミマセン。
3月に放送されてたTVでやってたみたいなんですが、私は一昨日再放送を見て知りました。
 
かなり衝撃的でした。
色々と考えさせられました。
 

100万人に1人の難病

 
タイ・バンコクにいる夫婦の話です。
息子を出産のときに子宮を痛めてしまったのですが、どうしても女の子が欲しいと12年間不妊治療を続けます。
そして人工授精による代理出産で待望の女児が誕生。
みんなからの愛情をたっぷり受けて元気に育っていきます。
 
ある日突然苦しみだし、異常に泣きじゃくって嘔吐が止まらなくなる症状が出ます。
検査の結果、「上衣芽腫」という極めて悪性の脳腫瘍ができる100万人に1人の難病であることが判明します。
大手術をしたものの術後には意識不明に。
家族は奇跡を信じ声をかけ続け奇跡的に意識が回復しました。
しかし腫瘍を摘出するため手術が12回繰り返されたが女の子の腫瘍は取りきれず。
容体は悪化、治療は限界を迎えました。
 
そこで両親は1つの決断をします。
未来で病気が直せる技術が進歩するまでの「冷凍保存」です。
費用は全身だと20万ドル、頭部だけだと8万ドルかかります。
2015年1月、女の子の父親が自らの手で延命装置を外し、自宅で家族や親戚とお別れをしました。
 
心臓が止まってすぐ保存するための処置が施され、-70℃に保たれた特殊なコンテナでタイからアメリカに運ばれました。
 
果たしてよみがえるのでしょうか。
 
 

アルコー延命財団

 
人体冷凍保存を行うアルコー延命財団。
 
メンバー登録している人物の死期が近いと連絡を受けると、スタッフが自宅など本人の傍らに待機し、医師の死亡宣告を以て冷凍保存のプロセスが開始される。これは、保存過程の性質上、死後に連絡していては間に合わないためである。また、後々の法的争いを避けるため、メンバーは病院に入院することは少ない(下記のドーラ・ケントがその例である)。

まず遺体は氷水に全身を浸され、人工呼吸装置によって心臓と肺の運動、血液の循環、呼吸が人工的に行われる(意識が回復するわけではなく、またそれを確認する術もない)。そして体内には静脈などにあらゆる抑制剤と麻酔薬が注入され、臓器や脳の保存が図られる。その間、同時進行的に死後数分の間に体温を数度にまで低下させ、身体の保全を図る。この状態で遺体は専用の容器に移され、財団施設まで送られる。

施設到着後、体内の血液を全て抜かれ、保存液が体内に循環するよう注入される。最終的に液体窒素により-196℃に保たれ、(財団、故人の主張では蘇生されるまで)半永久的に施設内に保存されることとなる。
1000人以上が予約待ちの人気機関です。
費用は前述の冷凍保存料(全身20万ドル、頭部のみ8万ドル)に加えて年会費650ドルかかるそうです。
現在144遺体が冷凍保存されています。
 
 

今の技術では・・・

 
保存する技術はあっても蘇生する技術はないそうです。
シマリスが冬眠するメカニズムを解明した玉川大学学術研究所の近藤宣昭先生が言うには、
「仮に、ひとつの臓器の数%の細胞が生き延びたとしても、解凍後、正常には機能しないでしょう。ましてや、人間をまるまる冷凍保存するなんて。私は冷凍保存された人間が蘇生するのは不可能だと思いますよ」
 
でもTVでアルコー延命財団の方は、50年後には出来ているはずだと言っていました。
 

感想

 
いつかまた元気な姿を見てみたいって思うご両親の気持ちはよくわかります。
自分の子どもが同じような状況になった時に、何とかしてあげたいっていう気持ちにはなると思うし。
でもそれが「冷凍保存しよう」っていう考えは思いつかないです。
この女の子のご両親は医療エンジニアだそうなので、思いついたのかな。
 
もし将来目覚めた時、それが何十年先のことかはわからないけど両親や兄弟がもういない可能性がありますよね。
2歳の女の子の面倒を誰が見てくれるんだろう。
冷凍保存されて生き返ったって事で好奇の目に晒されてしまうかもしれないし。
両親の愛情によって未来の技術に託されて生き返ったとしても、それって幸せなことなのかな。
 
あと頭部だけ保存ってどういう事なんでしょうか・・・。
脳を他の体に移植して生きるって事?
それだとなんだか色々変わってきちゃうと思うんだけどな。
 
みなさんはどう思いますかー?