きっかけ
若い頃、当時付き合っていた彼がパチンコが好きでよく隣に座って見ていました。
隣でぼーっと暇な私に、少しずつパチンコの玉をくれて時間を潰していました。
それが始まりです。
お店によっては他の人にあげてはいけない所もありましたが、そこは共有してもOKのお店。
少しずつもらっていたらたまたま大当たり。
わけもわからずだったけど、当たりが嬉しくて楽しく思えました。
これがビキナーズラック。
何回かそんな状況が続くうちに、自分のお金でもやるようになっていました。
「海物語」
「モンスターハウス」
よくやっていました。
パチスロ依存性
パチンコ時代は短くて、その後はスロットをやるように。
出れば嬉しいし負ければ悔しい。
当たり前だけどその繰り返しでハマっていきました。
出る→嬉しいから次もまた勝てる気がして行く。
負ける→悔しくてこの負けを取り返したいからまた行く。
気がついたら一人でも行くようになってしまってました。
内緒で行ってもタバコの臭いでわかってしまう。
時間が少し空いたら行って、お休みの日も行く。
彼と一緒に居ても
「スロット行こうか」
って言葉を待ってしまう自分がいました。
勝負に行かれると思っていて行かれないとイライラしてしまって。
休みの日は朝一番で並んだり、お正月から行ったりもしてました。
朝9時からやり始めて23時の閉店までいることもありました。
お昼を食べに行く時間がもったいない。
それまで出ていたのに、お昼を食べに行ったことで流れが変わってしまう気がして怖くて食べに行かれないときもありました。
「大花火」
「アステカ」
「タイムクロス」
「主役は銭形」
「ミリオンゴッド」
「秘宝伝」
「猛獣王」
「北斗の拳」
「ユニコーン」
「タイムクロス」
etc.
あぁ懐かしい。
はまりすぎました。
仕事を早く終わらせてスロット行きたい。
当時の職場の人から
「あの時期スロット行きたくてソワソワしてたよねー。」
って言われました。
その時は全然そんなつもりなかったのに、端からみたらそう見えていたんですね。
恥ずかしいです。
使う金額も増えてきて、借金してまでやってしまっていました。
今思えば、その時のお金を貯めておけば良かったのに。
そんな事も考えられませんでした。
その時の勝負が大事でした。
かまをほられる(自分がやっていて止めた台を、他の人がやって当たりを出される事)とイライラ。
負けた事を少し引きずって、でもすぐに
「また取り返せばいい。」
ってスロットに行ってしまう。
本当に怖いです。
衝撃的な光景
いつも通りスロット台を選んでいた時、混んでいたお店の中で凄い人を見つけてしまいました。
左腕に赤ちゃんを抱いて左手でミルクを飲ませながら、右手でスロットを打ってる母親。
隣には多分その人の旦那さんらしき人。
まだ20代でスロットに依存していた私でしたが、その姿はかなり衝撃的でした。
店内はタバコの臭いが凄かったし音も凄い。
あんな小さな赤ちゃんを連れてきている事にもビックリでしたが、ミルクを飲ませながら器用に打ってる姿はとても慣れている様子。
きっと初めてじゃなかったんだろうな。
旦那さんもそんな状況で止めない上に一緒にやっている。
子どもが可哀そうになりました。
パチンコ店に子どもを連れてきて誘拐された事件もありました。
小さい子どもを家に置いてきぼりにしてパチンコに行って、火事にあったり窓から転落したニュースもありました。
パチンコ中に赤ちゃんをバイクのヘルメットを収納するところに入れておいて、死なせてしまった事件。
当時のニュースを鮮明に覚えています。
こんなに依存したまま母親になったら、自分もそうなってしまうのではないか・・・。怖くなりました。
そんな光景を見たので、妊娠してからはスロットやっていません。
止められるか不安でした。
行かなくなってからもうずうずしている自分がいました。
でもあの時見た母親の姿で、自分はそうならずにすみました。
スロットに行く時間とお金があったら子どものために使ってあげたいと思えます。
でも、今でもきっと1度でも行ってしまったらまたやりたくなってしまうと思います。
それが依存症の怖いところですね。
ギャンブル依存症を抜け出して思うこと
自分にはこれといった趣味がありません。
もし他にハマれるものがあったらこんなに依存していなかったのに。
お金もギャンブルよりその趣味に使った方が良かったと思います。
止めよう止めようとすると逆効果です。
節度を守ってやれるなら完全に止めなくてもいいと思います。
☆お小遣いの範囲でやる
☆いくらまでと決めてやる
私はそこが守れなくて依存してしまいました。
もし今後行きたくなったらスマホのゲームで遊ぶのもいいかな。
今はスロットは全くやらなくなりましたが、ミニロトやロト6は買っています。
それに関しては使いすぎることなく出来ています。
今までギャンブルで使ったお金は相当だと思います。
それを物に変えておけば良かった。
20代前半~中ごろの私は自分にお金をかけずにスロットに使ってしまっていたので、
「何かじんさんの服、いつも首がだらんとしてるよね。」
って言われても新しい服を買っていませんでした。
普通に考えたら20代の女性がそんな事言われちゃって恥ずかしくないわけありません。
そんなこともわからないくらいに依存していました。
抜け出せて本当に良かったです。
今あの親子、どうしているのかなぁ・・・。
ギャンブル依存症チェック
こちらでギャンブル依存症のチェックが出来ます。
気になる方はやってみてください。
ギャンブル依存症チェック|ギャンブル依存症治療の専門病院 大石クリニック
20点満点で合計点5点以上を病的ギャンブラーとするそうです。
私は当時の事で計算すると、14点でした。